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菊地秀行・著『黄昏人の王国』 amzn.to/2GjVu8U さつきが悲鳴を上げた。葦の間から、何か霧みたいな白い煙が立ち昇るや、勿然とひとりの娘の姿が現れたのである。美人だった。月みたいな女だとおれはぼんやり考えた。白いワンピースを着ているのに、それが目立たない。肌の色が透き通るよう…

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