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少々テンションが間延びする部分はあるが、見せ方はリアリズムよりもギャング映画的なカッコ良さ狙いという感じで、豪雨の中での脱獄、冷酷な殺人、銃創からの弾丸の摘出、倉庫内での銃撃、屋根からの落下…と、要所要所に見せ場と工夫あり。一方で、二人の刑事のプライベート描写もなかなか面白い。
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刑事に三国連太郎と高倉健、脱獄犯に丹波哲郎という豪華な面子が魅力。高倉の恋人に三田佳子、三国に想いを寄せるバーのマダムに渡辺美佐子、丹波の情婦でストリッパーに筑波久子というのも、適材適所で良い感じ。二人の刑事がそれぞれ女性たちに、肉体関係を誘い誘われの顛末の対比が面白かった。
