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七月の図書館からの帰り道は熱い。焼け石に水ならぬ焼けアスファルトに水。それでもホースで勢いよく水を降らせれば子どもたちが飛び込んできた。夕焼けに子どもたちの笑い声と水飛沫が重なって、気がつけば本が一冊増えていた。「夕涼み」。この図書館には本を寄贈してくれる幽霊が住んでいるらしい。

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なな@nano1257

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