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北里柴三郎のすごさを知るには、当時の医学水準、時代背景を知る必要があります。 そもそも19世紀頃まで、「人から人にうつる病気」の存在は誰もが知っているけれど原因は不明、という時代が長らく続いていました。 かつて信じられたのは、腐敗物や病人から出る「瘴気(悪い空気)」が原因とする説です
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マラリアの語源が、イタリア語の「悪い空気(マル アリア:mal aria)」であることも、瘴気説の名残です。 またペストが大流行した時、かつての医師たちは奇妙なくちばしのついたマスクをかぶって診療し、くちばしの中に大量の香料を詰めていました。 これで瘴気から身を守れると考えたんですね。