何が凄いかって、あれだけの雨あられの ローキックを喰らいながら　倒れなかった アリさん。

この試合は猪木がプロレスの「魅せる」という部分を徹底的に排除してボクシングという格闘技の絶対的なブランドを倒すことでプロレスこそking of sportsである事を証明したかったんだと解釈してる。結果的には世紀の大凡戦と言われようが日本格闘技界のエポックメーキングとなる重要な試合である。

猪木にとっては、クレイの4オンスグローブが脅威だったと思います。全くの素手ならば、拳頭が砕けて猪木の顔が割れますが、4オンスは素手よりも怖い。

お互いに真剣だからこそ友情が生まれ絆が生まれて後のイラクヘ繋がるのである。

アリ側から出された圧倒的に不利なルール猪木さんは本気で勝ちにいったと思うまさにあれは真剣勝負そのものです

椿三十郎のラストの決闘 にも繋がる感覚⚔️

しかしながらお互いその道のプロであるから、色々な論評がありますが見事なショーであったと思います。

国際プロレスの救世主と期待され入団した原進さんに“阿修羅・原”と 名付けた方でしたからね。慧眼は確かだったと思います。

今思うと尚更すごいことは、アリが元チャンピオンではなくて現世界チャンピオンだったこと。

試合翌日の朝日新聞でのこのコメントを見て、救われた気持ちになったことを忘れられません。