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あ、とか言ってファ.ミ.リ.アとやらのお稽古バッグをがさごそ漁りながら聞いていた🌸さんがきょとんと顔を上げた。他人の事はよく見て意見するのに自分の事はまるで頓着しない様な、掴みどころのない人だと思った。 「ええやん、人間タヒぬ時はどうせ1人や」 「……引くほどドライなこと言う」
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「引いた?」 「少し?」 「ふふ、少しならええか。あーあった。これあげる」 🌸さんの手には溶けにくさを謳っているチ.ョコが乗っていた。 「何代として?これ」 「ん~、日.番おつ代?」 「なにそれ」 つくづく次の行動が読めない彼女の様子に苛つくのもアホらしくなってつい苦笑が漏れた。