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一条帝は房事のとりこみたいだし、定子さまサロンの素敵なところが描かれなかったりとそこは残念ではあるけれどまあ…、主人公じゃないし。でも道長の過剰な民草のために!な姿勢とか後宮政治に距離置いたりとか、それこそ源氏物語に露ほどもない動機で物語を進めていくのはちょっとではないかと思う。
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結局のところ、物語を生み出す力をもっと信じてもいいんじゃないかと思っている。実際に体験しなくても、それこそあの時代、人生の大半を几帳のなかで外出もままならなかった女性があんなに大きな物語を生み出したってところも尊いんだと思うし…。