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組織が彼の人気を隠したくて、ある年から“会場設置の大きなバナーを禁止、手持ちバナーのみ許可”に変えてしまったが、それ以前の競技会では、羽生選手が真剣にバナーを見てくださる姿をよく見かけた “大勢の人が応援メッセージを寄せ書きしたバナー”ならば、近づき、メッセージを一つ一つ読んでいたり
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緊迫する6分間練習で、バナーを見上げて、口が「ありがとう」と動いている姿は、見るたびに涙が出た 彼の似顔絵を手書きしたバナーならば、絵をじっくり見ていたり、昔から遠い2階席、3階席のバナーを“一つも漏らさず全部見たい”という意思が伝わってくる眼差しだったり、羽生選手がバナーを大切にして
