なお、これらの材料、テクニックは25年前に廃れた模様。 トレスマシンなどは40年前の時点で製造業者は一社でたった一人の職人が作っていたため後継者がないまま生産中止になっているはずです。 絵の具のメーカーも同様で前に太陽色彩のあったあたりを通ったんですがやはり無くなってたみたいです。

自分は撮影をお手伝いしてましたが、デジタル初期はPCスペックや記憶媒体容量から割に合わない投資とクオリティダウンが目に見えていたので見送るスタジオが多かったのですが、国産セルが生産終了し5枚以上重ねて濁らない透明度の高いセルが入手不能になったことで移行せざる得ない状況でしたね。

もうアニメの製作現場ってほぼデジタル化されてるでしょうから、「セル画の色味が好き」ってのは心情は理解するものの、懐古趣味でしかないんでしょうねえ。制作予算もデジタルより遥かに高額になるでしょうし………

これも一台しか無いみたいですしね……(展示資料はいくつかあるみたいですが) pic.twitter.com/UaYz1lMqQg

人海戦術だったんですよね……。 もはやロストテクノロジーでロストテクニック。 元ツイ主の気持ちは良く解るけれど、 それを望むなら現在のセルシェードＣＧを セルアニメに近づけることを望む方が 建設的だろう。

サザエさんが最後のテレビセルアニメでしたね。 国民的アニメという矜持とセル文化を残したいという思いで、かなり無理してアニメ作ってたという話を聞いた事があります。

昔はホコリが映ってた気がしますが、そうか、リアルに撮影してるんですもんね。 改めてすごい🤩

大変でしたが楽しかった✒️🍀 pic.twitter.com/XlcAHY4o8f

デジタル彩色でもセル画同等の表現は十分できます。 セル画かどうかを見分けることは誰にも無理なくらいのものがデジタルでも可能です。 なので労力もコストも数倍かかるセル画を採用することは今後まずありえないです。グラデーション彩色など表現力でもデジタルの方が多様で容易ですしね。

シンエヴァのラスト近くのセル画風のシーン(生還したシンジが波打ち際にバシャンてなる所？)が、 スタジオに1台だけ残ってたセル画の撮影台？で、これまた唯一現役で残っていた職人さん？に描いてもらって撮影した、みたいたなエピソード思い出しました 無くなって戻らないものってあるんですよね…