「バズったら宣伝」こちらでもやらせていただきます。 話題沸騰中の寄贈について...の考古資料編。 考古学ファンの方がいわゆる表面採集で長年にわたって遺物を採集され、その方が亡くなられた際に遺族の方から遺物寄贈の相談をお受けすることがあります。…

まあ鏡はともかく、積み上がった大量の土器のコンテナを見た瞬間、「こんなに要らん」ぐらいは言いそうですよね。

自治体が保管している、実測等のしようがないＣ〜Ｄランク資料は「捨てろ」と言い出しそうです。その次は古典籍資料かな。「同じ本の写本を複数集める意味があるのか」と。

民主党の事業仕分けで、博物館や美術館は結婚式とか開いて頑張って自分で財源確保してね、というものがありましたが、一度こういうパフォーマンスを受け入れるとこの手の要求は際限なくエスカレートして行きそうですよね…

自然史博物館系でも 同じ種類の蝶の標本をこんなに集めるのは無駄、一種類に雌雄一対の標本を残して皆廃棄 みたいなことを言い出しかねないです…

そこなんですよ。 この問題がほかの博物館に 波及しないかと。 そして、この問題は 他県も他人事ではないのです。

奈良の考古学は日本どころか世界的にも価値があるし、奈良から考古学取ったら何も残らんのに……

こういう発想の人が政府中枢で多数派になると、おそらくそんなレベルで留まらず「文化庁を解体」「文化財保護法改正」になると思います。

むしろ「デジタルデータで残ってりゃ現物要らんやろ」くらいのノリじゃないですかねえ。

相手は地下駐車場に美術品を放置するような｢文化敵視｣のカルト会派！