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彼と訪れた廃校にも《面影》が幾人かいた。私とは波長が合わないのか声は聞こえないけれど。机に残された定規や黄ばんだカーテンをいちいち触って確かめる私を「先生、そういうのも小説のネタになんの?」と彼が茶化す。彼に『先生』と呼ばれるのは妙な気分だ。彼と私は、この学校の同級生だったのに。 pic.twitter.com/X156mQ2EEM

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石森みさお@140字小説@330_ishimori

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