四方に鳥居を建てた船に行者が入る建物があり、その中に数日分の食糧を入れて遥か南のポータラカへ旅立つ。櫓も何もなくやがて海の藻屑となる。これは要するに水葬であり、魂は補陀落へと辿り着く、のである。那智勝浦からは25人の渡海行者の記録がある。 pic.twitter.com/IGzs5Bz4t4

以前、和歌山県を旅行した時、バスに乗っていたら「補陀落渡海禁止」の看板が見えました。

明治生まれの祖母が子供の頃縁日か何かで見た〈『巡礼お鶴』の覗きからくり〉の歌が「補陀落 岸うつ み熊野の～」だったそうです。

このスレッド、熊野あたりの神秘性と生に空いた漆黒の穴を見つめるような恐ろしさがある。

補陀落渡海を嫌がって船を脱出した人もいたそうですね。脱出して、島に泳ぎ着いたら見つかってしまい、再び船に乗せられたとか……そういうお話を聞くと悲しいというか何とも言えない気持ちになります。

ヤマトからの位置関係、奇岩巨石。 地理的、地質的、地学的な条件が重なってこその聖地誕生なんでしょうね。

熊野は、 スサノオ様との関係も深い と聞きました。