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これと、ロシアや満鉄が施設した鉄道網が結合すると、大豆の生産と輸出が盛んになり、それが満洲に多くの人口を惹きつけると、県城への経済一極集中はさらに顕在化する。それは政治権力からすれば、県城の金融や商人を支配すれば、県内全域の農村に対しても広く統制を及ぼすことができることを意味。
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それゆえ、ドゥアラが論じた華北とは異なり、「満洲においては、もともとの文化的経路の希薄さと、鉄道と馬車に依存した広域コミュニケーション網の形成により、『国家建設』が比較的順調に進展したと解釈することができる」(525頁)と。