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それゆえ、ドゥアラが論じた華北とは異なり、「満洲においては、もともとの文化的経路の希薄さと、鉄道と馬車に依存した広域コミュニケーション網の形成により、『国家建設』が比較的順調に進展したと解釈することができる」(525頁)と。

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こさく@kosakuhead

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「国家建設」や権力の浸透に関して、本書が論じてるのは張作霖政権まで。満洲の生態地理的な特徴に根差した社会経済的環境が、その後の日本の統治や、国民党や共産党の統治に及ぼした影響については、未だに満研界隈研究者の課題として残っている。

こさく@kosakuhead

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