下世話な言い方だけど、今は工学なら博士に行っても十分に元が取れる。自動車、電機、化学メーカーが研究開発で採用が多い。機電、化学は修士より遥かに高給で待遇も良い。ダメなのは生物かなぁ。不思議なのは就職の良くない生物がやたら博士に行きたがるのとアカハラが多いのが謎。

「Ph.D取得後のキャリアプラン」が提示手来ていないどころか、主に研究職有期非正規雇用化による「負のキャリアプラン」が誠しやかに囁かれる状況で博士課程進学者増加の圧だけかけても失敗するのは陽を見るより明らか。(意図的誤字) 書類の帳尻あわせでどれだけ無駄金が生じているやら…

私の大学の「理系」学部では、教員が就職を諦めさせて、進学させたと、全学キャリア支援委員会で、大威張りだったのは、遠い過去だったのか、夢だったのか、いや先日だったのか

既視感のある光景。 また無職博士が量産される。

文科省が博士課程進学を増やそうとする動機がメディアからの批判で、各大学が博士課程進学を増やそうとする動機が運営費？文科省官僚も大学経営層も理念とか矜持とか、そういうものはもう手放したのか？そんな中で進学を勧められる学生がかわいそう。

博士が減っても別に社会は回るよ？？というのはおいておいて、お金教となった日本を変えなければ、学問の意味も、追求も、文化も、化学も、何もなくなるよね。 私の生徒でD行くって言われたら、やっぱり本当に大丈夫か、いろいろ一緒に考えちゃうけどね。