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もちろん、道長の影響のない時代から魅力的なサロンでしたが、長徳の変の後も『枕草子』の魅力は全く変わらず、中宮定子行啓を道長が妨害した時でさえ、優雅で華やかです。 紫式部が「彰子サロンが優雅になれないのは賀茂斎院と違い土御門第は内裏に近くて騒がしいから」と言い訳したのとは違います。
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賀茂斎院は内裏から遠く、官人に見られることも少なく、有明の月を愛でたり時鳥をきいたり、自由に優雅に過ごせるが、内裏に近い土御門第の彰子サロンは、常に内裏との官人の往来があり気を抜けないのが、彰子サロンがパッとしない理由だと、延々、言い訳をしています。