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そもそも今いる徳島県は海人族の影が濃い。県南部リアス式海岸は海部郡（牟岐町・美波町・海陽町）で「かいふ」と音読みするが、かつては訓で「あま」か「あまべ」だったはず。 対岸の淡路島も鳴門と向き合う地区は「阿万（あま）」という。 突然「あまのおさし」の墓が現れても不思議やないね～。
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俺が海人族に関心を寄せるのは、和歌山の新宮の現役の海士さんに獲りたてのサザエをおごってもらったりしてファンになったのもあるが、「アマ」という言葉によって、沖縄の最高神「アマミク」から奄美、天草、海部、尼崎など日本列島を股にかけた海の民の存在が見えてくることにロマンを感じるからだ。
