一部誤解する人が出そうなので補足しておくと、皇族だから特別扱いされているのではなく、この時代のビザンツ皇族女性は軒並み医療、福祉活動に注力しており元々皇族女性の隠棲施設として建てられた修道院を一般のＤＶ被害女性のシェルターとしても開放していたという方が実態に近いです。

ここでケカリトメネ修道院を、豊臣秀頼の娘の天秀尼が東慶寺を「DV夫に悩んだ妻たちの駆け込み寺」にしたような制度を整えない当たりが、エイレーネー皇后の政治能力というか、政治的センスの限界なんだよなぁ…。

この修道院、単に信仰表明や慈善のためだけでなく皇族女性の将来の「隠棲先」「政治的社会的な避難場所」とすることも兼ねて設立されたものでありまする。

ついに名前の出てきたケカリトメネ修道院、ケカリトメネとは「神の恩寵を授かった者」「恵まれた者」という意味で受胎告知の際に天使が聖母／生神女マリアに呼びかけた言葉、この修道院がいずれ（以下ネタバレのため自粛）…。

たとえ修道女になっても皇族のVIP待遇は変わらないのか。なら余計にエウドキアの元夫がアレでソレだったのでは。自分も王族になったつもりだったんかね。たとえ皇女が嫁いだとしても元の身分が失われるわけではないのに対等(もしくは自分より下)とでも思ったのだろうか。思ったんだろうな。

修道誓願を立てる→修道女になる＝「キリストの花嫁」になる。 これによってそれまでの婚姻が解消され、かつ将来的に結婚が出来なくなる／結婚しなくても良くなるという考え。 この修道請願、撤回するのは（可能だし事例も無くはないけど）立てるよりもはるかに難しい（要莫大な寄進と苦行巡礼）。

お母様いろいろ大変だったろうけどめちゃくちゃファインプレー エウキドアちゃんのキラキラした笑顔見れて嬉しい

「結婚は皇女の務め」 強気で鳴らすアンナでさえ、とても難しい事と認識した事からも、この一件の処置は皇后がこれまで積み重ねてきた権威をフル動員させたという事でしょうね。 ただ、恐らく強引だったであろう分、良く思わない勢力に対しては燃料投下となってもおかしくない訳で...

良かったよぉ〜😭

キリストと結婚したので俗世ではもう結婚できないよ的な感じかな。 縁切り寺とはまた違うのだけど、機能は同じような気がする。