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平野啓一郎「葬送」、読了に時間を要したのには理由がある。作中で多数の芸術家に触れられており、都度、画集やCD等それらの作品を見聞きしたくのは愛好者として当然だ。 グロ、ジェリコー、ルーベンス、アングルにため息を、ロッシーニ、ベルリオーズ、バッハ、モーツァルトに涙する。至福の時間だ。
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もちろん、主役たるドラクロワとショパンの世界に耳目で浸り、ジョルジュ・サンドの著作を筋を追う…それは言うまでもない。文学(小説)でこれほど美しく雄弁に表現できるのだ。実物を見聞きしたくなるのは当然だ。ああ、再びパリに行きたくなった。