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プロンプの声がマイクに拾われていても、息子の延二郎(捕り手をやっている)に支えられヨタヨタと欄干に足を上げていても、やっぱり堂々たる名演で、身体の元気な頃の舞台が映像に残っていればなあとつくづく思う。長谷川幸延は「追想」(『幕間別冊 大阪の延若』収録) のなかでこう書いている。

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三条京阪@sanjou_keihan

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「延若は、死期に近く『五右衛門』ばかりやらされてゐた。評判もよかつた。(中略)新聞には、寫眞の説明に、十八番の五右衛門とか、日本一の平作役者とか書かれてゐた。延若は決して平作役者でもなければ、五右衛門役者でもない。それはあまりにも、延若を知らなさすぎる人の、心なき讃辞である」

三条京阪@sanjou_keihan

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