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P361 「大日本救世団」の大講演会が歌舞伎座で開かれたときのこと。ここに、田中智學とともに数人の演者がいたが、そのなかに頭山満がいた。田中は頭山満「君」と呼び、彼は声が小さいので野次があった、と記述しているw その後最勝閣建設に貢献した人々の中で特に数名のエピソードを記して6巻は終わる
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途中、日蓮の言葉として「私を悪く敬う者いれば、国滅ぶ」という趣旨のものがある。もしかして田中自身が「悪く」敬った人間の最たるものであり、そこで滅びたのでは…と考えたとき、はた、と気づく。そうだ、1945年8月15日、あの日に大日本帝国、いや、日本は一度滅びたのだ、と。
