人気ポスト
それに背後から照らされ────あまりにも赤い、長身で強大な男が、扉を塞いでいた。燃えるような真紅の髪に、赤く艶めくレザージャケット。どこぞの戦隊ものに出てくるような服装ながら、その凄まじいと言える程の体格と圧倒的な美貌が、あまりにも良く似合っていた。
メニューを開くみんなのコメント
メニューを開く![](https://rts-pctr.c.yimg.jp/BgIFgYJGVIVv8u0nVJvw8B2FauAYMF4jOP5zFJAV4i5e72TLbER0xQeK1l8ZZ0OLbKd2FYId_pgDFFjOk9RXHIeTImb-JNwKpZkw3bpbJmpnuH-1uzNKQ8n5NC4iUGgwNEo2lwz94rUzjRHzn3dFzEvAvHS9NEHb5I-eYOoheuQRkCkIChya9l4JTrWySTmeCt9vL0NloUbN65i9dF3VF1JPT_g6nnzLlGKzLUXzg9c=)
長い睫毛の下、透き通った翠色の瞳が薄暗い店の中で真っ直ぐにイサ三を貫く。 「……ッ、」「待たせたな、イサ三!!!」 高らかに呼ばれた名に、どくりと心臓が嫌な音を立てる。誰だ、と考える間もなく、男は扉をしっかりと閉めて、再び「イサ三」と口にした。