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払うと、「早く俺のモノになりなよ」と静かに呟く。まさか自分が、こんな気持ちを抱く日が来るとは。独占欲とも所有欲とも取れるその感情は既に歪みきっていて、純粋な練牙に向けるのは些か憚られる。それでも、幼き日の大切な思い出を、自分にとって至上の幸福な時間として語る練牙を見続けるのは
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あまりに苦痛だ。"大切な友達"という肩書きが邪魔で早く剥がしてしまいたい。今すぐ全てを奪って自分以外見れなくしたい。そして、この上ない幸福を自分の手で与えて自分なしでは生きられなくなって欲しい。肥大する己のどろどろとした欲望に、添自身が呆れを抱いていた。 (……アホらし。)