ポスト
程度調べた自分は面白かったが、そうでない読者は大変だろうなと思う。しかし、この多様で複雑な文化と文学の伝統を解きほぐし、訳と解説にまとめた訳者の手腕は素晴らしい。たまたまペルシャ文学の「ユースフとズライハ」(東洋文庫)が手元にあったので、ぱらぱらめくりながら読んだが、訳者には
メニューを開くみんなのコメント
メニューを開く![](https://rts-pctr.c.yimg.jp/BgIFgYJGVIVv8u0nVJvw8B2FauAYMF4jOP5zFJAV4i5e72TLbER0xQeK1l8ZZ0OLEHNzmFzUz1ag-e7MHGipB3zhAIFfaaT2ikk9ce6iatH0haKOG9-OxWG1DZ3YdUJ8EalbqCnSbmbNWDIyFRFVydk-hX3lwiJm9I2oDglxFuo2YlzvJEwUY7xpJYRtXH5Sltjy5MnAs3pI5gPcSJygxXrRRTxrSKDqfAvrFo6iyXQ=)
及ばないがグルナの自作に落とし込む手法を追跡し、すごすぎてため息。終盤になってようやく、人格ができあがってきた主人公が心情を吐露するのだが、その台詞の美しいこと。インド洋世界イスラーム勢力によるアフリカの支配、そのなかで強靱に生きる内陸のひとびと、そこまで到達し絶大な力をふるう