→ きっとそのほうがいい。 モヤモヤする心にはそっと蓋をして、私は次の講義の為に大学へと再び足を運ぶのだった。 ・ 「🌸さん、なんやあのイケメンめっちゃ見てきとらん？」 「………ほんとだ」 こちらを凝視する門の内側にいる見覚えのある人に、私の口元がひくついた。 翌日。 →
メニューを開く→ その日の昼休みは、大学にある食堂を使った。相変わらず味のしない料理に嫌気がさした。 それでもあの店に行くよりはマシか、なんて思って何とか食べたし、その後の講義もきちんと受けた。 大学の外では、出店みたいなのが来ていた……というのは聞いていた。でもあんまり興味はなかったから。 →
