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3年の教室だというのにお構いなしでわたしの席まで歩いてくるアツムは、今日も大きなお弁当箱と菓子パンを抱えている。 「毎日3年のクラスまでご苦労やなぁ」というアカギに「先輩が来てくれへんからー」とこたえるアツムに連れられて、今日も人気の少ない体育館裏のベンチに向かう。

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なんやかんや言ってもお昼ご飯を一緒に食べてしまうあたり、わたしはアツムを本気で拒否できないのだった。 「アツム、ほっぺにご飯粒ついてるで」 「先輩が取ってや」 「自分で取り」 「俺どこについてるかわからへん」 ほんま、ああ言えばこう言う。

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