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同様に音楽の履修者にとってもこれはかなりの頭脳労働に違いない。棚川音楽で使われている「エイト」というのは1小節の単位のことで、1エイトは「4/4拍子で4分音符8拍」である。つまり通常使われる「8ビート（＝4/4拍子で8分音符8つ＝4分音符4つ）」とは全く異なる概念なのである。
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この「8拍1小節」=「1エイト」は、対位法によってバラバラになって再構成するまで続くセリフとぴったり接着しているので、ひとつがとんでもなく長いフレージングをしており、平気で39エイトとか52エイトになってしまうので、「指揮者」という拍を出すことはもちろん、エイトを数える人が不可欠である。
