ポスト

老木大王は首を振る。 「おかしな虫につきまとわれて…さぞや苦労したろうな龍児や…私はもともとあの魔龍煉公の考えには反対だったのだ…そなたの倨傲を残さぬため卑しい雑鬼どもにまで奉仕させるなど…ああ…女人を靡かせる度量がない匹夫の拙策に過ぎぬ」

メニューを開く

帽子男@alkali_acid

みんなのコメント

メニューを開く

草木の化身が緑の指を鳴らすと、羽車の花が群をなして籠に襲い掛かり、籠をずたずたに切り裂いて中身をあらわにした。あたりに桃の花や果に似た甘い香気がただよい、白玉の鈴の音色とともに、手足を欠いた豊満な肢体が転び出る。

帽子男@alkali_acid

人気ポスト

もっと見る
Yahoo!リアルタイム検索アプリ