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ただ、血まみれで冷え切った頬に手を添える。そんな事をさせてしまった、そんな道を選ばせてしまった。これが国を見捨ててしまうような事を唆した罪ならば、どう償えば目の前の友を前みたいに泣き虫へと戻せるのだろうか。そっと白くて細い首に両手を持っていけば信じられないような顔で見つめてきた。

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星麗花@スヤスヤマン@serenalightmoon

みんなのコメント

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「ごめんな」 「……お主だけは、お主だけは最後まで儂の味方で居てくれる。そう、信じておったのに」 「おいおい、俺は“人間”だぜ?忘れたのか?」 寂しそうに笑い声をあげる。そして首にかけた手を掴み上げて俺を引き寄せた。 「そうか、ならば友よ。人間の自分なぞ、全て忘れさせてやろう」

星麗花@スヤスヤマン@serenalightmoon

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