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「そしてさっき『全部読んでる』って言ったけどちょっとだけ嘘」 「まあだよな…」 「隠し扉のカモフラージュのための本は読めないからね」 「隠し扉!?!?」 「うん、書庫は書庫でも第4書庫に来たのがそれの説明のため……えーーーっと手前から7番目の本棚の下から2段目の赤い本…っと」

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美しい臙脂色の皮が張られた本に、吸血鬼の細い指が触れた瞬間、ゴゴゴゴゴと低い音を立てながら全ての本棚が動き出した。 青年はあっけにとられながら、目の前に現れた石の扉を凝視した。 「じゃーん!この扉の先が秘密基地だよ」 「………秘密基地の規模がデカすぎんだよ!!!!!!」

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