ポスト
このへんも付箋あった 春の夜のともしび消してねむるとき ひとりの名をば母に告げたり (土岐善麿) 生きながら針に貫かれし蝶のごと 悶へつつなほ飛ばむとぞする (原阿佐緒) 夏河を越すうれしさよ手に草履 (蕪村) 戦争が廊下の奥に立つてゐた (白泉)
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