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そのためハザール王国は、次第に両国の「宗教的な干渉」を受けるようになり、どちらの宗教に改宗しても、国全体が戦火に巻き込まれるのは必至(ひっし)という状況に陥(おちい)った。

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籠の中の鳥@beforedawn2305

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普通、国が瀕死(ひんし)の状態になった時には、どちらか強い方の勢力を選んで然しかるべきだが、ハザール王国の王オバデアは、こともあろうに国民まとめて「ユダヤ教に改宗」させてしまったのである。 彼らはユダヤ教に改宗しただけでなく、自分たちは「血統的にもアブラハムの子孫」であるとした。

籠の中の鳥@beforedawn2305

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