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この、8世紀末から9世紀に掛けて、全国民がユダヤ教に改宗してしまうという、世界史上、例を見ないことを成し遂げてしまったハザール王国は、なんとか持ちこたえたものの、東ローマ帝国と新たに台頭してきたモンゴル帝国の攻撃を受け、12世紀前後に滅亡してしまった。
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この時に発生した大量の難民(改宗ユダヤ教徒ハザール人)は、西へ西へと移住し、東欧に住み着いた。 この東欧に住み着いた難民たちこそが「アシュケナージ系ユダヤ人」と呼ばれるようになった人々である。 祖国を失ったハザール人は、この時から「ユダヤ人」として生きることとなったのである。