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ゆっくりと歩き出すと同時に、大粒の涙が溢れては頬を伝って地面に落ちた。でも暗いから、涙の跡なんて分かりやしない。ケイシンは私の後を追っては来なかった。これが彼の答えで、私たちの関係を的確に表していた。 もう、終わりにしよう。再点火した恋は、何度頑張っても燃え尽きて終わるのだ。

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私は家に帰ってから、ケイシンにメッセージを送った。 【私、結婚するから。もうケイシンには会えない】 たったそれだけを送った。そのあと、ケイシンから大量のメッセージや着信が合ったけれど、それらを全部無視してやった。 けれど、田舎なんていうところは良くも悪くも話が近所にすぐ渡る。

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