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「夏の早いあかつきに、どこかの峰でもう、雨乞いのドラと鉦が、遠く遠く、切実な祈りをこめてけんめいに鳴る。ずす、とはお腹にこたえてくる大ドラの響きの擬音で、鉦は、かんと鳴らずに、くゎん! と鳴らねばならなかったのである。 ずす、くゎんくゎん ずす、くゎんくゎん x.com/bookandM7/stat…

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みなとの本棚@bookandM7

『隣の国の人々と出会う 韓国語と日本語のあいだ』斎藤真理子著 創元社刊(あいだで考えるシリーズ) #読了 。 日本語で今は同音異義語になっているものも、かつては漢字ごとに発音が違ったと聞いたことがある。 石牟礼道子の聞いた太鼓と鉦の音も、聞きなれない響きで書きとられていた。朝鮮→

シリーズ「あいだで考える」公式@aida_series

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ずす、くゎん、ずす、くゎん ずす、くゎんくゎん  山の頂までドラと鉦を打ち鳴らしながら登り進んで、祠がなければ祠を建てて、村の中のいちばんよい井戸から汲んだ清水を天に供え、祈願者たちもひと口ずつ干あがった咽喉にいただき、幾日もお籠りして、まだ雨を下さらぬときは頂を降り、

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