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今日の歴史学では、史料とは、文字史料だけでなく、絵画や遺物や伝承などさまざまなものが含まれますし、私は「人間が過去に関わったものはすべて史料」と言っています。今度書いた「史料学」の本でも、無理を承知でその全体について考察してみたので、文字史料だけの歴史学、には違和感があります。
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この松沢氏の本は、「エスノメソドロジー」という、「人びとはどのような方法で自分たちのやっていることを組織するのか」に注目する社会学の研究方法の具体化らしく、ご自分の分野が対象になるのはやむを得ないのかもしれませんが、それを「歴史学」と称するのは誤解を生む、と言わざるをえないかと。