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栄枯盛衰常なき人の身にしあれば栄えの神を夢な忘れそ 親しげに語り合ひたる友垣の一夜(ひとよ)さのまに訃を聞く世なり 露の身のはかなき命を思ふかな若かりし友の訃を聞く夕べを 若返り若返りつつ幾千代も生き通すなり神にある身は 今日ありて明日なき命を持ちながら欲のかはきて人に憎まる
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風なきに桐の葉ひとり落つるごとはかなきものは命なりけり 一度(ひとたび)は死ぬべき命と知り乍(なが)ら欲に底なきおろか者かな 老若の区別はあれど生命の命(いのち)はすべて同年なりけり 三歳で死するともよし百歳の命保ちて死するも亦(また)よし