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二人きりでいる時、彼女が私を先生と呼ぶのが嫌だった。 「レイ先生」 「今も、私はお前の先生か?」 滑らかな頬を撫でながら問えば彼女は面映そうに笑った。 「ううん」 「そうだ。今は、ただのレイだ」 「レイ」 彼女が私の名前を呼ぶ。 この瞬間私はただの男でいられる。 それが酷く心地良かった。

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ゆきこ@yukinko2747

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