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バブル崩壊後に長期低迷の時代に入った日本社会を小室氏の理論の観点から分析するとどうなるのか。小室氏の弟子・橋爪大三郎氏は本書末尾の解説の中で、終身雇用や年功序列などの企業慣行の衰退、非正規労働の拡大が戦後社会の基盤だった共同体化した機能集団を解体させ、

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それが日本社会から忠誠の対象を喪失せしめるアノミー状態を発生させることになると診断している。それは戦後社会の規範的理想の弱体化がバブル崩壊後の脱工業化段階に入った日本社会の諸問題の根源にあるはずだという理論的見通しを与えてくれる。

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