二塁手 牧原大成と三森大貴の二人は能力が非常に高いが、今オフは両人に退団の可能性がある。牧原はFA権を取得したが貢献度で言えば柳田悠岐や今宮健太らの生え抜き選手には及ばないため、金額次第では行使する可能性もある。また三森は実力の割に使われ方が中途半端で↓

中堅手 盗塁王の周東佑京に台頭してきた川村友斗とレギュラークラスが2人いるポジションだが、いかんせん層が薄く、ドラフトで獲得することも視野に入れたいポジションだ。大卒の西川史礁(青山学院大)、高卒のモイセエフ・ニキータ(豊川)はともにセンター経験があり↓

左翼手・右翼手 近藤健介は相変わらず圧倒的な打棒を見せ、柳田悠岐の負傷離脱というアクシデントも柳町達や正木智也、川村友斗らがしっかりと穴埋め。笹川吉康も大器の片鱗をのぞかせた。あとは右打ちの外野手がいれば完璧な陣容になると考えられ、候補には西川史礁(青山学院大)が挙がるが、↓

遊撃手 絶対的レギュラーの今宮健太もすでに33歳で、後継者候補は27歳のユーティリティ川瀬晃くらいしか目立った候補はいない。高卒2年目のイヒネ・イツアはファームで結果を残せず、宗山塁(明治大)の1位入札はほぼ確実な状況だ。またセカンドの項でも触れたように浦田俊輔(九州産業大)や↓

三塁手 栗原陵矢が怪我をせず一年間稼働して20本塁打を放つなど安定した活躍を見せたが、まともな控えはリチャードだけであり、層の薄さは露呈していないだけで深刻な状況にある。一塁手の項でも述べたようにラマル・ギービン・ラナヤタケ(大阪桐蔭)をドラフトで獲得する可能性もある他↓

一塁手 FAで獲得した山川穂高が34本のホームランを放つなど活躍し、期待の若手として石塚綜一郎や井上朋也が控える。ただ中村晃がベテランの域に達し大きく衰え、リチャードが未だに覚醒できていないことを鑑みれば補強をする必要がないとは言い切れない。↓

捕手 甲斐拓也のFA権行使いかんで流動的となりそうなポジションだが、控えの海野隆司に加えてベテランの嶺井博希やユーティリティの谷川原健太など「出れば活躍しそうな選手」がいるのでそこまで大きな問題になりづらい。全体として枚数もおり、甲斐がFAを取得してもドラフトでの指名は考えづらい。↓

中継ぎ投手 絶対的守護神だったロベルト・オスナは安定感を落とし、スキャンダルもすっぱ抜かれるなど問題が多かったが松本裕樹が見事に穴埋め。登板数が少ない若手も三浦瑞樹や木村光が大化けの予感を感じさせるまでに。即戦力投手獲得はプライオリティが低く↓

先発投手 ポテンシャルを開花させたカーター・スチュワート・ジュニアに加え最多勝の有原航平、左の二枚看板リバン・モイネロと大関友久、安定感のある石川柊太がおり、期待の若手として大津亮介、前田純、前田悠伍、松本晴らが牙を研ぐ。補強をするとしても高卒投手、特に右投手の指名が理想で↓