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『星の文人 野尻抱影』33年周期で観測できる獅子座流星群と野尻抱影との3回の出会い損ない。流星群解説の読み上げる抱影の声に重なる接近を告げる新聞記事と3回の接近遭遇時の年齢を示す字幕。抱影が生涯を通して見ることが叶わなかったレオニズを撮影した2001年の映像は不気味なほど迫力がある。
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若くして妻との死別とそれを動機としての心霊研究に触れつつ、その後の星の文人として歩むことになる野尻抱影の生涯が、13才、46才、79才と字幕によってレオニズとの接近非遭遇の生涯として再編され、没後24年/2001年の字幕と流星群の映像によって生死を超えた宇宙的なスケールが改めて提示される。