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どうしよう、泣きそうだ。でもこのまま騙すように嘘を重ねたくない。オサムにはもう幸せでいてほしい。重くてごめん。嫉妬しかしない彼女だったごめん。 「オサムくんには言わん。私、きみとは別れる」 ぴたり、とオサムの動きが止まった。なんなら呼吸さえしていない気がした数秒の間のあと、耳元で
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オサムの「…………あ"?」という声がして心臓が跳ねる。オサムの顔が見られない。頭を伏せたまま矢継ぎ早に言葉を繋げていく。 「行くの他県やし、つ、次の学木交でも恋したいし?ほなら別れるほうが正解やん……っ、オサムくんやって新しい彼女、っ、えっ、うわっ!」 くるりと体の向きを変えられて