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【承前】いて行つたことがあります。その時分の温泉は男女混浴で西郷さんが大きな身体を浴場内に横へて湯□(印刷不明瞭)かけて居られますとその上を裸の女が跨いで通りました。女共は西郷さんといふことを知らず、何ぢや大きな人ぢやなと言ひながら笑つて通りました。【日当山温泉旅館主人加藤【続く】
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【承前】和次郎氏の談】(中略)山本伝兵衛といふ男は五六年前に死にましたが、南洲翁の風采に似た男でした。眼に一丁字無かつたが負けぬ気の喧嘩好でした。始終翁の兎狩に随いて行きましたが、或る日しきりに虱を取つてゐる現場を見付けられてから、汚ない男だとて斥けられました。これも故人【続く】