cosplay / bnal hro 　 智恵と友情と恋と この三つのものを世間ぢや宝だと言ひふらす 僕もせいぜい捜して見たさ たうたうお目にはかからない 撮影　ゆうやさん pic.twitter.com/OzlkxudcmM

自分の心を物欲で曇らせず、人の情を尽くさず、物の力を使い尽くさない。この三つのものは天地のためにその御心にかない、人々のためにその生活を安定させ、子孫のためにその幸福を造ることができるものである。（「菜根譚」より、高橋圭也意訳）

はるおもお潤とのあれこれ、小説としては書き切ってないからね……『この三つのもの』やり切ったらもっと評価高かったろう（こじまさには、かの事件を扱うのに詩に逃げたことで小説家としては大成できなかったとまで……）

夏目漱石の行人に書いてあった「死ぬか、気が違うか、それでなければ宗教に入るか。僕の前途にはこの三つのものしかない」という研究者の台詞を思い出してよく溜息をつきたくなる。

＜観念＞（イデア、私捨）の受容は自己の内に奇跡の生まれるスペースを開き、＜原理＞の実践はそのスペースを聖なるマナスで満たし、＜信仰＞への帰命はそのマナスを以て現実の奇跡の訪れに変える。観念、原理、信仰、この三つのものは、ミカエル、ガブリエル、ラファエルによって人に結び付けられる。