一昨日、神保町でアテネ文庫を叩き売りしてたから12冊買ってしまった。 アテネ文庫くらいの分量でも十分な読み応えがあると思えるようになったのは進化なのか退化なのか。

昼にツイートした「実存と虚無と頽廃」という座談会、元はアテネ文庫ということで、気になったので図書館で借りてみた。座談会だけで一冊なのね。「戦後日本思想体系」の『ニヒリズム』には、仮名遣いが現代化されて、最初から五分の四くらい（「孤独について」まで）が収録されてる。 pic.twitter.com/URVrE9VolQ

「そのようにして、「アテネ文庫」の後半期には入門書が多くなる。略）また、「古典解説シリーズ」、「世界歴史シリーズ」、略）というシリーズものが始まり、続刊のほとんどがシリーズもので満たされていく。シリーズものは明確なテーマと守備範囲を持つ解説書であり、入門書と相似的である」（p.24）

「「アテネ文庫」は、昭和23（1948）年3月25日から昭和35（1960）年4月10日まで発刊を続けた、総計301点の叢書である。A6判紙装の簡単な装丁で、当初60頁、後に80頁となる薄冊の文庫本である。」 清水康次「「アテネ文庫」の研究（その1）」（2006） id.nii.ac.jp/1108/00000420/ へぇ～

「#薄い文庫」と聞いてアテネ文庫を連想したが、其中では60p.＋奥付2p.のこれが一番薄かった。 pic.twitter.com/Vm408fZ7HE