『アドルフに告ぐ』が連載されていた時期は、1980年代半ばなので、おそらく当時の手塚治虫の念頭にあった直接的な中東の事象はイスラエルのレバノン侵攻（1982年）ではないかと推測（ただし、作中世界はもっと前）。サブラ・シャティーラ事件（映画『戦場でワルツを』で描かれている）も発生している。

『戦場でワルツを』は、パレスチナに関心を持ってる人には特にお勧め。 イスラエルで徴兵された若者たちを描いたアニメ映画で、本国では上映禁止になってる。 理由は、観れば分かる。

私が掛け値なしで打ちのめされたアニメ映画は、 「戦場でワルツを」 かつてアドルノが“アウシュビッツ以後、詩を書くのは野蛮なことになった”と言ったが、それと同じぐらいこの映画以降でも虐殺は続けられている。 ……反省した！　次はもっと上手くやるぞ！　的な不屈の精神に敬意をw

10年前くらいまでは桜井薬局の仙台セントラルホール(ドマイナーな映画をやってる『戦場でワルツを』はここで観た)→チネ・ラヴィータ(マイナーな映画)→仙台フォーラム(マイナーめな映画)→MOVIX仙台(メジャー映画)とMOVIX利府でバランスが取れてたのにマイナーどころがだいぶなくなってしまった

アニメ映画「戦場でワルツを」予告編 youtu.be/9x9nya_k8dc?fe… @YouTubeより ’82年レバノン侵攻に従軍したイスラエル兵のPTSD（記憶喪失）を描いたイスラエルのアニメ映画。イスラエルに限らないが、戦争が兵士にどれだけ深刻な悪影響をもたらすか、戦慄した。