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〈すべての決断はそれでもう何の未練もなく完了だということではなく、つねに未練を伴っているのであって、そうした未練こそが、まさに他者性への配慮なのです。〉 千葉雅也/現代思想入門(講談社現代新書) #秋月圓の本棚 pic.twitter.com/QnVQ9egteI
「私は太宰とますます対照的な方向に向かっているようなわけですけど、おそらくどこか自分の根底に太宰と触れるところがあるからだろうと思う。だからこそ反撥するし、だからこそ逆の方に行くのでしょうね。」 三島由紀夫/文化防衛論(新潮社) #秋月圓の本棚 pic.twitter.com/ZHMgo2khi9
「おれはパパって呼んでるけど親とは思ったことがない。親友と思ってるよ」(父・恭平さんへ向けた子・ゲンちゃんのことば) 坂口恭平/その日暮らし(palmbooks) #秋月圓の本棚 pic.twitter.com/J4shNJDJF2
「一所懸命にやろうとしていることが、実際に一所懸命やることよりも、私にとっては価値のあるものです。うまくできないこともあるのが人間で、それでも果敢にチャレンジしていく姿に私は心を打たれるんです。」 秋峰善/夏葉社日記(秋月圓) #秋月圓の本棚 pic.twitter.com/hCf0ocWMFK
「メイコと出かける日には、私はいつもそのときに一番気に入っているワンピースを着て、仕事の日の三倍の時間をかけて化粧をしていた。」 早乙女ぐりこ/速く、ぐりこ!もっと速く!(百万年書房/暮らし06) #秋月圓の本棚 pic.twitter.com/lR41OFBSan
〈「あんた友達いるの?」唐突に聞かれ「K(次女)とY(三女)だよ」と答えると、母は「いないんだね・・・」と言って深く溜息をついた。〉 こだま/塩で揉む #秋月圓の本棚 pic.twitter.com/N1A3y7Z9FB
「そういえば私、今年はお父さんにカブト虫欲しいって言わなかったな… お父さんは少し寂しかったかもしれないな。 …私も少し寂しい。」 さくらももこ/ひとりずもう(下) 集英社文庫(コミック版) #秋月圓の本棚 pic.twitter.com/2BVdBnc8RO
〈みんなを同じように愛せないとか、相手によって好き嫌いがあるとかで、なやんだりするわけです。そんなふうに愛せるはずがない。愛せなくていいのです。「大切にしよう」と心に決めることが大事なのです。〉 本田哲郎/聖書を発見する(岩波書店) #秋月圓の本棚 pic.twitter.com/rZFGmAx1ft
〈しかし注意せよ。ここで本質的な点は、私がそれを語る相手は、誰も私の言うことを理解できないのでなければならない、ということである。他人は「私が本当に言わんとすること」を理解できてはならない、という点が本質的なのである。〉 ウィトゲンシュタイン全集6(大修館書店) #秋月圓の本棚 pic.twitter.com/P1ZsW4wcym
「彼らはフットボールを覚えたが、両軍の勝ち負けが正確に等しくなるまで、何日でも続けて試合をやる。これはゲームを儀礼として扱っているのである。」 クロード・レヴィ=ストロース(大橋保夫訳)/野生の思考(みすず書房) #秋月圓の本棚 pic.twitter.com/VgOFcfoT85
「いけなくはないよ。ただ、もしおまえがシステムとかカラクリに疑問を感じたり窮屈に思うようだったら、きちんと怒り続けるべきだよ。こんなもんか、なんて思わないでな」朴舜臣 金城一紀/SPEED(角川文庫) #秋月圓の本棚 pic.twitter.com/1fhzKB3cJE
〈細胞の中にいのちがあるかっていうと、どうかな……。要するに、「あいだ」にいのちがあるんです。あいだで行われるものや情報などのやりとりの中にいのちがあるんです。〉 池田善昭・福岡伸一/福岡伸一、西田哲学を読む 生命をめぐる思索の旅(明石書店) #秋月圓の本棚 pic.twitter.com/Vux2dK46JH
「おう」 「この一週間、なにしてた?」と僕は訊いた。 「いつもと変わんねぇよ。本を読んで、体を鍛えてた」 「なんか面白い本はあった?」 「『監獄の誕生』」 「むずかしい?」 「まぁまぁかな」 金城一紀/レヴォリューション No.0(角川文庫) #秋月圓の本棚 pic.twitter.com/B4XpzroDTB
「良い本ができた。うれしいことにすぐに初版が売り切れた。けれど、重版ができないことに気が付いた。」嶋田翔伍 『たやさない』 vol.2(hoka books) #秋月圓の本棚 pic.twitter.com/PC5jEnDtPS
〈ある日、彼女は地域の特産物を送ってくれようとした。言えない、「それ私も数分で買いに行けるんです」なんて言えない。だけど、その気持ちはとんでもなく嬉しかった。その厚意を無下にしたり、噓をついたりしたくない。」 こだま/ずっと、おしまいの地(太田出版) #秋月圓の本棚 pic.twitter.com/YEsWRO8Duv
「理解しようとする者は、自己がすでにいだいていた見解や立場を変える、あるいは放棄すらもする可能性を排除してはならない。理解行為においては闘いが生じるのであり、その結果、相互が変化し豊穣化するのである。」 桑野隆/生きることとしてのダイアローグ #秋月圓の本棚 pic.twitter.com/qRTK9SlyvQ