「ヴェリタス」はRGMF(Rodrig General Mobility Frame)-25/25Aの型番を与えられ、より高脅威の任務に当たる母艦の搭載機として運用されるようになった。 なお、25は一般機であり、25Aは指揮官機でヘッドユニットに赤い飾りがある。 #SpaceEngineers #SE架空戦記 pic.twitter.com/I2bK8AFKiu

アリス・デイの頓挫で中止の危機に晒されていたRNGF-X計画にとって同機の開発は吉兆であった。同機は一式レギオンと対戦する形で試験されたが、より直感的な操作系統と高い火力を持つ同機は終始一式レギオンを圧倒し、次世代機としての採用を勝ち取った。 #SpaceEngineers #SE架空戦記 pic.twitter.com/qWoJltQ9p7

同機はフレームを簡素化しつつアリス・デイと同程度の武装を搭載(ビームサーベルの搭載は見送られた)しており、高精度なマニピュレータによる様々な両手装備の変更を可能とした。シールド装置も装備しており、一式レギオンと同じく突破力と三次元機動力を両立している。 #SpaceEngineers #SE架空戦記 pic.twitter.com/lQtNXCJq1Q

インペリアル・インダストリーはアリス・デイを「オーバースペックなアニメロボ」と称したが、インペリアル・ダイナミクスは人型兵器のシェア獲得を狙い、共同開発で得た技術から『廉価版アリス・デイ』とも言えるヴェリタスを完成させた。 #SpaceEngineers #SE架空戦記 pic.twitter.com/OeDPJ8swd9

「ライフルと盾」を手に持ち、更にプラズマカッターを改造した「ビームサーベル」を装備して格闘すら可能としたこれは人体の拡張として作られた、紛れもなく『人型兵器との戦闘を想定した機体』であった。 #SpaceEngineers #SE架空戦記 pic.twitter.com/TGYRcHfXEi

帝国兵器開発局は汎用人型兵器の新たな可能性を探るべく、インペリアル・ダイナミクスとインペリアル・インダストリーとの共同で『RNGF-X10A アリス・デイ』を開発した。これは人体を踏襲した可動域を持つ構造のフレームに装甲を施し、多数の武装を持たせた野心作だった。 #SpaceEngineers #SE架空戦記 pic.twitter.com/qRAyKtOWNv

インペリアル・インダストリーが開発し、帝国宇宙軍にその有効性を認めさせた一式レギオンは確かに優れた兵器だったが、汎用性に欠けていた。即ち、宇宙空間専用で、最初から搭載している決まった武装しか使えない欠点を抱えていた。 #SpaceEngineers #SE架空戦記 pic.twitter.com/xBq4UPWcXl

RGMF-25/25A ヴェリタス 帝国宇宙軍が運用する人型兵器。 全高18m。 一式レギオンを代替する目的で開発された第二世代汎用人型兵器である。 #SpaceEngineers #SE架空戦記 pic.twitter.com/1rZSZ1HjrZ

コロニアル連合 CFF－201　フリゲート 全長140ｍ 重量8000t 127㎜砲×1　短魚雷×8　長魚雷×4 対空パルスレーザー×8 #SpaceEngineers #SE架空戦記 pic.twitter.com/2utFVFQqlo

「君は死刑だ」 皇帝の言葉に議場が凍り付いた。 「あと2回…失敗したら死刑だ」 「はっ…」 息を呑んだマーセラスをオクタウィウス親衛隊長官はほくそ笑んでいた。 「それでは諸君、戦争をしようじゃないか。今度こそ彼らを殲滅するための戦争を」 皇帝が参加し、閣議が始まった。 #SE架空戦記 pic.twitter.com/gE60nYkaq6

「諸君、今は苦難の時だ。しかし必ず乗り越えられるだろう。ダリア君、彼らがどこからやってきているのかの調査も併せて進めてくれたまえ」 「はっ、既にEASAと共同で敵の根拠地の捜索を行っています」 「それとマーセラス君…」 「はっ…」 皇帝がマーセラスに近づく。 #SE架空戦記 pic.twitter.com/LIspgXFmgV

「既に全艦隊と予備役の動員を始めている。反攻作戦も策定した。敵に次は無し！」 「次からは最初から最善の手を打ちたまえ、マーセラス君」 マーセラスが立ち上がると同時に、一人の男が入室する。イリダー七世だ。 「皇帝陛下！」 ヌメリアをはじめ、議場が沸く。 #SE架空戦記 pic.twitter.com/s6UEl7RmnM

「その通りだ。既に避難星系を拡大しているがどこも難民でひっ迫している。たとえAG連合を無視してでもこれ以上の侵攻を許すわけにはいかない！マーセラス君、策はあるのか？」 ヴォルセス・ヌメリア総督はこれまでにない剣幕で真剣な眼差しをマーセラスに向けた。 #SE架空戦記 pic.twitter.com/KQ6C2sxvnq

「防衛戦に参加した艦隊は戦力の半分を喪失、宇宙軍全体の五分の一に相当する…すべて我々宇宙軍の責任だ」 宇宙軍司令長官アレニウス・ダリア大元帥が言及する。 「今は責任の所在よりも今後の対策が重要だ」 ルシウス・キャシアン兵器開発局局長がそう言うと、全員が頷いた。 #SE架空戦記 pic.twitter.com/Jw3tsMhuB5

「ぬう…デルタ・アグレッサーの猛攻により軍はエピクロテア管区から撤退、ガルディラとインパラに防衛ラインを敷いている…」 タイタス・マーセラス国防相が渋々答えた。 #SE架空戦記 pic.twitter.com/m1A8Y74Hfm

「諸君、知っての通りエピクロテア管区はもはや我々の手には無い」 最初に口を開いたのはヴォルセス・ヌメリア総督だった。 「マーセラス君、状況を説明してくれたまえ」 #SE架空戦記 pic.twitter.com/POmQ18ZknM

-帝星ロドリン、帝国総督府地下　第一会議室 部屋には、大臣や帝国軍の最高幕僚達が集められている。エピクロテア管区失陥を受けての緊急閣議だ。 #SE架空戦記 pic.twitter.com/b3UYYiPM6L

「提督！」 「残念だがここまでだ…司令部なぞ知るか、勝敗は決した！」 組織的抵抗力を失った帝国艦隊は甚大な被害を出しながら後退する。 この日、帝国はサンドラ、ライリア、エピクリファ、オニラを失い、エピクロテア管区の制宙権を完全に喪失した。 #SpaceEngineers #SE架空戦記 pic.twitter.com/bR13RgfKMt

『ジャンプアウトを検知』 「艦長！新たな敵艦隊です！」 絶望的な状況にとどめを刺すかの如く、デルタ・アグレッサーの増援が到着する。5万隻の追加、戦力差は3倍を超えた。 「…全艦に通達、戦闘を中断しRP415に後退！」 #SpaceEngineers #SE架空戦記 pic.twitter.com/iAE9qGLN45

「目標沈黙！」 「標的は一隻に絞れ、TR4523に砲撃を集中、撃ち方始め！」 旗艦とて戦闘艦、戦闘に全力を注いでいた。 「提督、このままでは全滅です。被害が増える前に撤退の御指示を！」 「まだだ、司令部の指示は変わらない！刺し違えてでも奴らを止めるのだ！」 #SpaceEngineers #SE架空戦記 pic.twitter.com/LtAWkWJ83y

-第3艦隊旗艦「NRCティターニア」艦橋 「第3打撃群の損耗率が半分を超えます！」 「陣形を維持させろ、損耗しているのは敵も同じ、あと少し…！」 アウレリウス・クラディウス提督はまだ勝利を諦めていなかった。 #SpaceEngineers #SE架空戦記 pic.twitter.com/TGPrjDDTVg

弾幕の中をかいくぐる戦闘機隊は次々に母艦を失い、補給すらままならない。 『ルミナリノックスが沈む！』 『俺たちは、どこに帰ればいいんだ！』 フィデス級ステラー・ドミネイターすら容易く沈む激しい戦場で、レギュラス戦闘機や一式レギオが消耗していく。 #SpaceEngineers #SE架空戦記 pic.twitter.com/XsH0I0cJ21

-エピクリファ星系、第三惑星エピクロテア軌道上 戦場は混迷を極めていた。 『こちら第32戦隊、被害甚大！後退の許可を求む！』 『第25戦隊、第41戦隊、援護に回れ、後退は許可できない！』 戦闘開始から4時間、帝国宇宙軍艦隊は苦しい戦いを強いられていた。 #SpaceEngineers #SE架空戦記 pic.twitter.com/Bt6AF8HFzB

返信先:@DeltaAggressor-サンドラ星系、第2惑星軌道上 第2艦隊旗艦「NRCヴァレンティース二世」艦橋 船務長「敵艦隊、4万をこえて尚も増大中！」 タティアナ・ヴァレンティナ提督「来たわね、全艦防御陣形！」 艦隊が陣形を展開していく。後に『エピクロテア戦役』と語られる戦いが始まる。 #SpaceEngineers #SE架空戦記 pic.twitter.com/m9QwnVlDad

返信先:@DeltaAggressorクラディウス提督「司令部に伝達、『我敵艦隊と接敵、戦闘開始せり』！全艦前進！」 大小2万隻近い戦闘艦が一斉に前進を開始する。 #SpaceEngineers #SE架空戦記 pic.twitter.com/eOaDDRiZQI

返信先:@DeltaAggressor-エピクリファ星系、第三惑星エピクロテア軌道上 第3艦隊旗艦「NRCティターニア」艦橋 艦長「提督！デルタ・アグレッサーが！」 アウレリウス・クラディウス提督「遂に、この時が…！」 提督はとうとう到来した敵に息を呑む。 #SpaceEngineers #SE架空戦記 pic.twitter.com/U11nNswykZ

-エルデサ銀河 サンドラ、ライリア、エピクリファ、オニラの4星系にそれぞれ戦闘ドローンクラスターがジャンプアウトを開始する。それぞれ5万体ほどの戦闘ドローンで構成された侵攻部隊だ。 #SpaceEngineers #SE架空戦記 @RodrigEmpire pic.twitter.com/hlwlo29Oee

開発主任はこれを大量生産すれば覇権は容易いと説明したが、戦艦を一隻作れるコストは全く容認されず、「主任はアニメの見過ぎ」とも評された。 しかし、先進的な機体構造は次世代機開発に受け継がれ、確かな功績を残した本機は帝国戦争博物館に寄贈され、役目を終えた。 #SpaceEngineers #SE架空戦記 pic.twitter.com/DpaOGEMyuh

このウィングシステムを備える本機は右手にビーム砲を携え、更に腰の左右にレールガンを2門、ウィングシステムの一部として陽電子ビーム砲を2門と、過剰な武装を施してある。高G機動を実行しながら大火力を投射する本機に敵う機体はもはや帝国には存在しなかった。 #SpaceEngineers #SE架空戦記 pic.twitter.com/NME6IPOXOt

「神の翼」の名を与えられた本機は、薄型スラスターを搭載した翼6基を独立駆動させて任意の方向に大推力を発生させることが出来た。主力戦闘機や一式レギオでも追従不可能な機動を実行可能で、パイロットには高い耐G適正が求められた。 #SpaceEngineers #SE架空戦記 pic.twitter.com/L0BIfpmyzT

【RNGF-X10A アリス・デイ開発秘話】 帝国兵器開発局で試作された人型兵器。 インペリアル・インダストリー社、インペリアル・ダイナミクス社と共同して行われた次世代人型兵器開発計画「RNGF-X」の為に可能な限り最新の技術を盛り込んだ試験機。 #SpaceEngineers #SE架空戦記 pic.twitter.com/cdIClcZ0pd

「やはり、我々の殲滅かと…」 ダリアの言葉に会議場が静まり返る。 「我々に仇成すならこちらから殲滅するまでよ！ダリア君、第10から第12艦隊も投入し反攻作戦を立案せよ！」 「それではAG連合方面が…」 「否！数こそが力なり！」 マーセラスの指示により作戦の策定が始まる。 #SE架空戦記 pic.twitter.com/l0ABW0GdGO

「定かではありませんが、植民惑星には謎の船団が降下、地上部隊が目下交戦中との情報もあります」 マーセラスに答えたのは、地上軍総司令官ドルシア・オクタヴィア大将。 「一刻も早い救出が必要か…敵の目的は何だろうか？」 #SE架空戦記 pic.twitter.com/btfibv9Ove

「第8艦隊によれば、敵は正面戦力で20万隻の戦闘艦、2倍の戦力差を付けられています」 「ありがとう。現在、第1、第2、第3、第4艦隊が急行しています」 補足したのは艦隊総司令官テレンティア・ファスティナ元帥。 「ぬぅ…敵の占領下にある星系はどうか？」 #SE架空戦記 pic.twitter.com/lI6kdEFfil

「では、まず状況を説明しましょう」 帝国宇宙軍司令官アレニウス・ダリアが口を開く。 「敵はセペルメア、アルデラ、ダナスティカ、ミゼアまで侵攻。サンドラ、ライリア、エピクリファ、オニラを防衛ラインとして第8艦隊が展開中です」 #SE架空戦記 pic.twitter.com/uB91r3GPen

-帝星ロドリン、国防総省地下会議室 デルタ・アグレッサーの対応の決議の為に帝国3軍の最高幕僚達が集められている。 「それでは、始めようではないか」 タイタス・マーセラス国防相が音頭を取り、会議が始まった。 #SE架空戦記 pic.twitter.com/ZMf1cTw19X

帝国総督府はデルタ・アグレッサーの侵略行為に際し、軍に出動を要請した事を発表しました。 続けて避難命令の出ている星系の情報です。エピクロテア管区はミゼア星系、ダナスティカ星系、(中略)です。 広域放送の指示に従い、お近くの警察官又は兵士の誘導に従って非難してください。 #SE架空戦記 pic.twitter.com/5PWV1rGldo

ヌメリア総督は今回の状況について、次のような政府の公式見解を表明しました。 「一連の事象について事実から検証を重ねた結果、エピクロテア管区方面においてデルタ・アグレッサーによる侵略行為が進行中であると結論付けざるを得ず、帝国は非常事態を宣言するものである」 #SE架空戦記 pic.twitter.com/vM4HBvQpSG

臣民の皆さんに、これから緊急放送をお送りします。近くの方にも放送をご覧になるようご協力お願いします。 先程、帝国総督府ヴォルセス・ヌメリア総督は、エピクロテア管区の一連の通信不能状況について、デルタ・アグレッサーの侵略行為によるものであると発表しました。 #SE架空戦記 pic.twitter.com/OOjkWNYhEv

会議室のドアが開き、ヴォルセス・ヌメリア総督が慌ただしく駆け込む。 「諸君！悠長に閣議などしている場合ではないぞ！デルタ・アグレッサーが現れた！奴らが戻ってきたのだ！！」 衝撃的な報せに唖然となる会議室。これが帝国上層部への"再来"の第一報となった。 #SE架空戦記 pic.twitter.com/XI08cv4B48