「貧しい人とは少ししかものを持っていない人ではなく、もっともっとといくらあっても満足しない人のことだ。」エピロクス　#名言　#エピクロス

では、#エピクロス 的なプロトレプティコスは書けないとして、別の書き方は出来ないものだろうか？。何かしらの魅力や有益さ、何らかの面白さを告げて、人を哲学の学びへと招くことは出来ないのか？。18

もしかしたら彼らは、#エピクロス の魂の安静を、特別な苦悩の中にあることと観てとって、エピクロスの言うところに同意を示すかも知れない。のみならず、幸福の文字あってもそれを苦悩の喜びと思い当てるだろう。更には全ての哲学を苦悩の呻吟の語と聞きなすだろう。15

また、欧州の近現代哲学を遠目に眺めて、このことを予想できるだろうか。それらの様子を伺う人たちに、これこれこうだから、近現代哲学は #エピクロス が言うものを得させてくれるのですよ、と説明紹介出来る人がいるだろうか？。私は出来ない。してみたくても、難しい。7

#エピクロス が言うように、哲学は幸福を得させる、あるいは哲学に生きる人は幸福に生きている、真実確かにそうだ、まごうこと無くそうである。だが、デカルト以降の欧州近代、現代哲学を普通に学んで、このことを、嘘無く、恥じること無く、力強く肯定する人はどれほどか？。6

#エピクロス による哲学の勧めの言葉は、確かに、短くも上手く書かれている。しかし、この勧め方が納得を得たり、実感されることがあるとすれば、同時期の他のヘレニズム哲学に於いてであり、あとは読み耽ってプラトンにであろう。5

#エピクロス のこの件りは、哲学の薦めとして、小さく良くまとまっていて、とても印象深い。初めて知った時から、何かの際にはいつも人に教えて来た。同じくこれに目を着ける人はやはり居るもので、ツイッターでも引用、紹介しているのを、何回か見かけた。4

この魂の健康と幸福とは、#エピクロス が哲学を学ぶ人に齎されると考えているものである。哲学は、幸福を目指すものなのである。そして幸福の為に人は全力を尽す、だから哲学にも人は全力を挙げて取り組むのだ、とも言う。3

#エピクロス のメノイケウス宛書簡は、魂の健康を得ることを、若いから後回しにする人も、歳を取ったからもうよいと言う人も居るはずがない、と説き聞かせる。重ねて、幸福を手に入れるのに、まだ早いと躊躇ったり、後になってと先延ばしする人など、どこにもいないのだからと言う。2

#エピクロス のメノイケウス宛書簡の冒頭は、#哲学 への薦めと読めるものが記されている。最初は、まだ若いから哲学を学ぶにはと躊躇わず、歳を取ったからと言って怠るのを正当化するな、老若関係なく、弛まずに学べと訓戒的だが、続けて、魂の健康を得るのに老若は関係ない、と言う。1

エピクロス的な快楽主義を求めたい #エピクロス　#アタラクシア　#隠れて生きよ ただ、そんな甘くない