#ヤバい選挙　最後に、9章の供託金については、私ではなく原田さんとSmithさんが、立候補を抑制する効果はないことを厳密に実証していることをご案内して、この連投を終えます。(8/8) doi.org/10.1016/j.elec…

#ヤバい選挙　自分の研究が関わるのはこれぐらいです。知ったかぶりでいろいろ書きましたが、もちろん知らないことも多く、とても勉強になりました。7章の無投票選挙はいつかやってみたいテーマでした。(7/8)

#ヤバい選挙 5章は、青ヶ島が主人公です。前述した拙稿「市町村選挙が統一地方選挙から逸脱した時期と理由」で、最後まで逸脱理由がわからなかった４自治体のうちの１つが青ヶ島村でした。昭和20年代前半の村議会議事録まで読むほど執念深く調べたので、本書の内容も大体知っていました。(6/8)

#ヤバい選挙 4章に、投票終了時刻繰り上げの話が出てきます。私が来年公刊する論文「投票所閉鎖時刻繰り上げと投票率・各党得票率の関係」では、投票終了時刻を繰り上げる市町村では、単に投票率が低いだけでなく、自民党や諸派の得票率も少ないことがわかっています。(5/8)

#ヤバい選挙 3章は本書（と本連投）の白眉、架空転入です。住民票だけ選挙直前に移すという実例が多く紹介されています。私の論文では、データ分析から架空転入の存在を明らかにしています。また同書に出てくるほとんどの実例も拙稿で挙げられています。(4/8) doi.org/10.1017/S00030…

#ヤバい選挙 2章では、昭和の市町村大合併に伴う事件が主題です。私も「市町村選挙が統一地方選挙から逸脱した時期と理由」という論文で、逸脱の主要因が合併であることを書きました。市町村史を読むと、平成の大合併と違い、昭和の大合併が人々の魂に触れる激しいものだったことがわかります。(3/8)

#ヤバい選挙 1章は、わざと政敵と名前が似ている候補を擁立して票を奪う話です。私の研究でも、比例区の候補の得票率は、同姓の候補が地方区にいる県では増えることを示しています。(2/8) doi.org/10.10/86/696622

#ヤバい選挙 宮澤暁氏 @Actin_ium による『ヤバい選挙』、随分前に面白く読んだのですが、私の研究に関連するところが多いので、珍しく連投で紹介します。(1/8) shinchosha.co.jp/book/610864/